ミサイルが積めなかった戦闘機~ハセガワ 1/72 ドラケン オーストリア空軍
2022年2月1日現在、ウクライナとロシアがきな臭く、ウクライナ製キットを取り上げようかと思ったのですが、手元のウクライナ製キットが大物ばかりだったので、変化球としてハセガワのドラケンを取り上げます。
歴代のオーストリアの戦闘機は
第二次大戦後、オーストリアは分割統治されており、1955年にオーストリア国家条約が締結され、永世中立国として独立を回復しました。中立国という事もあり、採用戦闘機の歴史は異色となっています。
最初の戦闘機はこれ
スウェーデン、サーブ社のテュナンです。その次に採用されたのが同じくスウェーデン サーブ社のJ35ドラケンです。
オーストリアが採用したのは1985年の事で1989年からオーストリア空軍にドラケンが配備されました。このドラケンはスウェーデン空軍の中古でした。
誘導ミサイル禁止
オーストリアは前述の通り国家条約で成立した国家なので、保有武器も条約で定められており、第13条に事細かに書かれています
核兵器だめとか、大量破壊兵器だめとか潜水艦だめとかはともかく、guided missile=誘導ミサイルを保有できなかったんですね。この条約が改訂される1990年11月になるまで、ドラケンにもミサイルを積むことができませんでした。
ハセガワの1/72 ドラケン
ドラケンのプラモデルは1/48も1/72もハセガワが発売しています。1/72のドラケンは再販がかかるのですが、買いそびれると市場から消えてしまう期間が長いですね。個人的には初心者の方にもおすすめのキットです。
主要部です。これでほぼ飛行機の形になります。最近のキットで箱開けても飛行機本体どこ?という場合もありますが、このキットはそんな心配ありません。
モールドはもちろん凹で、はっきりくっきり目。異論があるのは承知していますが、最近のエアフィックスとかハセガワの1/72ドラケン位のモールドが最もストレスが少ないです。浅すぎるとやすりかけると凹モールドが消えてしまうんですよ
細部パーツなどです。右下のパーツは二枚入っています。
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