キット紹介 スペシャルホビー 1/72 X-1A/D
間もなく完成の1/48 NF-104Aに関係する機体としてスペシャルホビーのX-1A/Dのプラモデルをご紹介します。
ライトスタッフ登場機
映画「ライトスタッフ」の主役チャック・イエーガーが乗った機体と言えば、音速を突破したオレンジ色のX-1が有名です。そして映画のラスト近くで墜落したNF-104Aも有名ですね。
映画の構成的にどうしても地味な印象となるX-1Aのプラモデルをご紹介します。
「ライトスタッフ」の起承転結の「承」に登場するのがX-1Aです。「最速の男」を取り戻すために乗り込む銀色の機体がX-1Aです。
スペシャルホビーの少し古めのキット
チェコのスペシャルホビーのキットです。2007年に発売されたキットで、現在のスペシャルホビーのキットの品質とは若干異なります。
まず、この箱絵の注意書きをご覧ください。要約すると
「インジェクションパーツ、インジェクションキャノピー、レジンとエッチングパーツが入ってます」
わざわざ「インジェクションキャノピー」と断っている事に違和感は感じませんか?
レジンキットや簡易インジェクションキットでは、キャノピーを含むクリアーパーツは塩ビ板を絞り出したものも多く、クリアーパーツでインジェクションパーツという事がセールスポイントになっていたのですね。塩ビ板のキャノピーって透明度は高いですが、切り出しとかすり合わせはかなり難しいからですね。
2007年と2019年のスペシャルホビーを比較する
主要パーツ類です。2010年代に入りスペシャルホビーの組みやすさは向上しました、その典型例をご紹介しましょう。
左下のパーツが主翼です、胴体との接着は穴も何もありません。結局モデラーが真鍮線を補強に入れたりしつつ組んでいました。X-1Aの場合「補強の真鍮線を入れる」という知識がないとちょっと辛いキットであった事は否定できません。
次に2019年位に発売されたスペシャルホビーのキットを見てみましょう
こっちは主翼を差し込む穴がありますね、もはや普通のプラモデルです。こちらなら、ビギナーに近い人にもお勧めできます。
モールド自体はシャープ!
ただ、2007年時点でスペシャルホビーのモールドは既にシャープでした
少なくと5年前のモデルズビットに比べればシャープなモールドで、造形的には既に優れたキットだったのです。
クリアーパーツもまずまず透明度が高く、問題のない品質です。
レジンパーツとエッチングパーツも付属しています。
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