Avia S-199~チェコのbf-109 クベリ航空博物館画像

メッサーシュミットbf-109と言えば、日本の零式艦上戦闘機、イギリスのスピットファイアと並んで第二次大戦中の名戦闘機の1つです。そのbf-109のエンジンを積み変えた戦闘機がチェコで誕生しています。更にはイスラエルにも輸出されスピットファイアを撃墜するという活躍までみせました。今回はチェコのクベリ博物館の公式画像をご紹介します。特に機首周りがbf-109とどう変化しているか注目してご覧ください!

クベリ航空博物館


クベリ航空博物館
住所:Mladoboleslavská, Praha 9 – Kbely
( https://goo.gl/maps/vadAxFH9E1X3QkAP8 )
営業時間(変更の可能性あり):5月15日~10月31日  /  10:00~18:00
入場料:無料
WWW:http://www.vhu.cz/english-summary/
WWW 写真:http://www.vhu.cz/muzea/zakladni-informace-o-lm-kbely/expozice-lm-kbely/

アヴィア Avia 社

以前にもAvia社の機体を取り上げています。ちなみに、Avia社シュコダの子会社です.

bf-109のエンジンを換装!S-199に

まずはbf-109の画像から。

bf-109はダイムラーベンツDB601(E型、F型、T型)とその発展型ダイムラーベンツDB605(G型以降)を搭載しています。

チェコのAvia社ではbf-109の部品や図面を保有していたために戦後もbf-109を生産し続けました。しかしavia社では、保有していたDB605が枯渇し、ユンカースJumo211をbf-109に搭載しました。

S-199画像

チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”
これはbf-109F

確かにBf-109Gとはかなり印象が違います。なんとなくbf-109D型までとかFw190 D型に似てるなと思ったのですが、考えてみれば当たり前で、S-199の Jumo211はbf-109DまでのJumo210の発展型エンジンですし、Fw190DはJumo211の発展型のJumo213ですから。

そして、このS-199はイスラエルに20機以上が輸出されまた、イスラエルでは第一次中東戦争に投入されエジプト軍のスピットファイアを撃墜しています。

チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”

このエンジン整備中の画像は初めて見ました!

チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”
チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”
チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”

bf-109の主脚はエンジンマウントに取り付けられているという事は図面や文献では知っていたのですが、こうやってはっきりと見るのは初めてです!

チェコのアヴィアS-199戦闘機
© ”Letecké muzeum Kbely”

翻訳&コーディネーター

投稿者プロフィール

まいど! maido
まいど! maido
模型工房M代表。
模型好き。カメラ好き。宝塚歌劇好き。
各模型雑誌で掲載多数。
艦船模型、飛行機模型、AFV模型などプラモデル全般の制作代行も承っております。

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